口臭の原因

口臭の原因はいくつかありますが、大きく分けると生理的口臭と病的口臭に分けることができます。ここでは生理的口臭と病的口臭について詳しく解説していきます。

生理的口臭
生理的口臭とは、健康や年齢などに関係することなく誰でも起こりえる口臭のことです。これは病的口臭に比べて、本人が自覚しているケースが多いことが特徴で、食生活や精神状態などに関係してニオイが発生するそうです。

一般的に口臭といわれる症状の多く(9割以上ともいわれています)は、この生理的口臭によるものといわれ、そのニオイは例えるなら卵が腐ったようなニオイ、もしくは魚や野菜が腐ったようなニオイ、さらに生ゴミのようなニオイといわれています。

次に、この生理的口臭が発生する要素について考えてみたいと思います。食生活や精神状態が関係していることが多いのですが、どのようなケースで生理的口臭は発生するのでしょうか!

  • 食事や飲酒によるもの(ネギ、ニンニクのようなニオイの強い食品やアルコールの摂取)
  • 口内の乾燥によるもの(ストレス・緊張・空腹や朝起きた直後など)
  • 膿栓によるもの
  • 喫煙や加齢によるもの

病的口臭
病的口臭とは、体に慢性的な問題を抱えている場合で、他人にしてみるとかなり強いニオイのことが多いです。しかし本来が病気によるものなため、本人の自覚症状がないケースが多いです。では、病的口臭における慢性的な病気が何かについて考えてみましょう。

  • 病的口臭の多くが、虫歯や歯周病さらに歯石などの口内の病気が原因といわれています
  • 消化器系などの病気でも口臭のニオイが強くなります

口臭チェック方法

特に口臭は自分では気づきにくい傾向があります。そこでチェックするなら、友達や家族に頼みたいところですが、なかなか相談できないことも多いと思います。

特に子供がいる家庭では、子供に指摘されることが多いそうです。母親の場合、同姓の友人などが指摘することは全くといっていいほど無く、自分の子供から指摘されてはじめて口臭であることに気が付いたという方が意外と多いのです。

そこでここでは、自分で口臭かどうか調べる簡単な方法を紹介したいと思います。なお、口臭は朝起きたときや食後・食前、さらに口が渇いている時など、時間帯などでも変わってきます。その都度チェックする方がより正しく知ることができると思います。

  • コップに息を吐き出してみる
    少し大きめのコップを用意し、その中に息を吹き込み手で蓋をします。一度深呼吸してからコップの中のニオイをかいでみるのです。これは朝起きたときにチェックすると生理的口臭かどうかある程度分かります。
  • 舌苔(ぜったい)にニオイを嗅いでみる
    舌苔(ぜったい)は、舌の表面に付着している白っぽいものや黄色いもののことです。これは口臭の元になる汚れですが、これをティッシュなどで拭き取って嗅いでみてください。このニオイがある場合、自分はもとより他人にも口臭として感じられている可能性が高いといえます。
  • 口臭判定器でチェック
    最近では、口臭をチェックする市販品が多数あります。例えばタニタのブレスチェッカーなどがこれにあたります。これらの口臭チェッカーを使ってみるのも1つの方法です。

自臭症と他臭症

口臭の原因は、生理的口臭と病的口臭に分けることができます。しかし口臭を別のかたちで分類するなら自臭症と他臭症に分けることができます。ここではこの自臭症と他臭症について紹介したいと思います。

自臭症とは
自臭症(じしゅうしょう)は、周囲の人からクサイと思われていると思い込んでしまう精神疾患といえます。この自臭症は、他にも、自己臭症・自己臭恐怖症などと呼ばれることもあります。専門的にいえば、嗅覚に幻覚が現れる幻嗅の一種といえそうです。

特に自臭症は、几帳面・潔癖などの性格も関係しているといわれています。例えば周囲から口臭や体臭などを指摘されると必要以上に反応し、本来ならたいしたことが無いことでも自分のニオイが原因と思い込んでしまうことが原因になっているともいえます。

さらに問題なのは、本来は口臭や体臭が無いにもかかわらず周囲に嫌がられているという妄想を生じさせている場合で、ひどくなると鬱病になったり、引きこもりのように社会に適応できなくなるケースもあるそうです。

そのため症状が進むと専門医に行くことさえも怖くなってしまうそうです。そこで自臭症の場合、まず自分で口臭をチェックし、ケアする方法を試してみるといいかもしれません。

他臭症とは
他臭症は、本人には自覚症状がないのですが、周りの人達はニオイを感じていることです。他臭症の多くの人は、歯石を取ったりしたことがなく、また虫歯を放置しているケースが多いため、一度専門医に診てもらうといいと思います。その結果、歯磨きなどのケアで短期間で治癒することができるそうです。

自臭症の原因

自臭症は他臭症同様に細菌が原因となります。そして原因となる細菌は、嫌気性菌と呼ばれる酸素が嫌いな細菌になります。なおその量については、他臭症と比べて少ないそうですがニオイが出てしまうそうです。なお、この細菌は断続的にニオイを発生しているそうです。

またニオイを感じてしまう理由は、連続的なニオイに関しては嗅覚は麻痺してしまいますが、断続的なニオイは敏感に感じてしまうためだそうです。

しかし自臭症の人は、いつもニオイを感じてしまう傾向がありますが、その理由について考えてみたいと思います。

  • 起床時に感じる口臭
    睡眠時、唾液分泌は停止しているため口の中が乾燥し、口腔内の細菌が増殖します。そのため朝起きるた時は特に口臭を感じてしまいます。
  • 食事中に感じる口臭
    食事中、唾液の分泌量が活発になり自浄作用が働き、口臭は感じにくくなります。しかし食べ物の種類によっては、ニオイが口の中に残るためこれがニオイを感じてしまうようです。
  • 嫌気性菌の増殖による口臭
    特に昼食前や夕食前は空腹になるため、口腔内の嫌気性菌という細菌が増殖して口臭を自覚するそうです。
  • 緊張時に感じる口臭
    例えば会社などで、人と接することで緊張したりすると、舌の動きが停止します。その結果、唾液分泌も停止してしまい、嫌気性菌の活動が活発になるため、口の中にニオイが充満し口臭を感じるそうです。

他臭症の原因

特に他臭症の人は、口の中に問題があるケースが多く、例えば虫歯の悪化、歯周病や歯槽膿漏などの炎症などがあると口臭を起こす原因となるそうです。ここでも問題になるのは細菌で、嫌気性菌という酸素が嫌いな細菌が原因になっています。

なお他臭症は、他人にとっては強烈なニオイとして感じているのですが、当人にしてみると全くニオイを感じていないことが多いです。これは口の中で細菌が常にガス発生しているためで、自分自身はニオイに麻痺して感じなくなっているのです。

この場合、ニンニクのようなニオイの強いものを食べても自覚できないケースが多いそうです。

そこで他臭症の口臭対策は、はじめに歯科クリニックなどで歯周病や歯槽膿漏の治療をおこなうことがポイントで、さらに正しい歯磨き方法をマスターしたり、虫歯の治療をすることか大切になります。加えて歯石除去など口腔内のメンテナンスも定期的におこないたいものです。